REUNITED

2011.4.6

VPCC-80650
定価:¥2,857+税

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仕様:CD+DVD(CDは11曲収録。またDVDには杉山清貴&オメガトライブの日本テレビ「ザ・トップテン」出演映像4曲を特別収録。プレミアム映像をお楽しみください。)

 

杉山清貴&オメガトライブから四半世紀。待望のコラボアルバムが遂に誕生!
「KIYOTAKA SUGIYAMA MEETS TETSUJI HAYASHI -REUNITED-」

 

大人による、大人のためのポップスミュージック。

杉山清貴&オメガトライブのデビューから、数多くの名曲を生み出してきた巨匠、林哲司。
オメガトライブ解散後はソロ・アーティストとして、一貫した音楽活動を続けてきた杉山清貴。
その後「僕の腕の中で」「Wishing your love」「Glory love」などの楽曲を二人は発表してきましたが、アルバムの制作という形で今、時間を超えての再会が実現しました。
大人による、大人のためのポップスミュージック。
それは本当に万人が楽しめる、心に響く珠玉の名作となること間違いなし。自信を持ってオススメ出来ます。
80年代のJPOPシーンのど真ん中にいた杉山清貴と林哲司。その二人が今やろうとしている大人の音楽がたっぷりと楽しめる1枚です!!

 

「REUNITED」は時代が求めている“大人の音楽”<Age Free Music>である!

邦楽は<Jポップ>系と<演歌・歌謡曲>系という大きく2つのジャンルに分けられるが、最近この2つのカテゴリーに入らないニュー・ジャンルが生まれつつある。
たとえばミリオンセラーとなった秋川雅史の「千の風になって」は<演歌・歌謡曲>とは言い難いし、さりとて<クラシック>とも言いにくい。
同様に、すぎもとまさとの「吾亦紅」は<演歌・歌謡曲>に近いけれども断定はしにくいし、秋元順子の「愛のままで…」もなんとなく<演歌・歌謡曲>に入れられてはいるが、何か引っかかるものを感じる。
他にも樋口了一の「手紙~親愛なる子供たちへ~」坂本冬美の「また君に恋してる」、植村花菜の「トイレの神様」も同じような違和感を覚える。
このような、<演歌・歌謡曲>でもない、<Jポップ>でもない、新しいタイプの歌を私は、成熟した良質な“大人の歌”<Age Free Music>と名づけた。
間違いなく、時代は今、大人の音楽<Age Free Music>を必要としている。
だとしたら、そんな大人の音楽を作るべきではないのか、というのが私の考え方だ。
現在40歳以上64歳までの人口は4282万人。
私もそんな中のひとりだ。正直言って、私は今年60歳になるが、年齢なんて関係ないと思っている。
まさにAge Freeだ。そんなAge Free世代が求めているのが<Age Free Music>なのだ。
そんな観点に立って、大人の音楽<Age Free Music>をアーティストは積極的に作るべきだ、と私は提唱している。
そんな矢先に林哲司さんから「杉山清貴君と一緒に大人が聴ける音楽を作っている」という話を聞いた。そしてアルバム「REUNITED」が届けられた。
聴き終わったとき、これぞ私が求めていたAge Free Musicだと思った。

林哲司、年間シングル楽曲セールスのナンバー・ワンの記録を持つ一流の作曲家である。
特に洋楽的なポップ・センスをベースにした曲を書かせたら右に出る者はいない、いわば<Jポップ>のパイオニア的存在だ。
杉山清貴は、杉山清貴&オメガトライブ、解散後はソロ・アーティストとして、80年代のミュージック・シーンを疾風のごとく駆け抜けた<Jポップ>のカリスマと言っていい。
林と杉山は、オメガトライブ時代、新進気鋭の作曲家と、夢見る若手アーティストとしてコンビを組んで「サマー・サスピション」「君のハートはマリンブルー」「ふたりの夏物語」などの大ヒット曲を飛ばし、80年代のミュージック・シーンに大きな足跡を残した。
オメガトライブ解散後は、杉山はソロ・アーティストとして林から受けた教えを糧に彼独自の世界を確立し、ソロ・アーティストとして一時代を築いた。
一方、林は作曲家としてたくさんのヒット曲を飛ばす傍ら、映画音楽、テレビ・ドラマ音楽などもこなし、またプロデューサーとしても活躍し、これまた一時代を築きあげた。
いわば功なり名を遂げた2人だが、その2人が、今年新たなチャレンジを始めた。
それが今回のプロジェクトというわけだ。
これまでの2人のコラボレーションのしかたは、林が作曲した曲を杉山が歌うという、作曲家とシンガーという関係だったが、今回は2人がもっと踏み込んだ関係でコラボしている。杉山は言う。

「ぼくが曲を書いてデモテープを送っても林さんは何の返事もくれないんです。何でかな?と思っていると、こんなのいらないって……。これはお前が自分でやればいいって。そうではなくて、作りかけのメロディーを送って来い、と。杉山のエッセンスを俺が受けとめて、そして共作で曲を作りたいんだって、言うんです」

つまり、今回は林と杉山が対等な立場で、ぶつかりあって、そこから生まれてきた曲が今の2人の“オリジナル曲”であると同時に“ライフ・スタイル”でもある、というわけだ。

「スタジオに入って歌入れが終わるまで全体像が見えないんです。ぼくが曲のモチーフを書いて、それを基にして林さんが曲を書いて、アレンジをしてオケを作っても、カッコいいかわからないんです。で、歌入れをして、歌い終わって初めて、これはカッコいいとわかるんです。だから、もうどきどきもんです。でも、それだから楽しいんですよね」

一時代を築いた人は別に新しいことにチャレンジしなくても十分にやっていける。“昔の名前”で出ています、でいいからだ。でも、それではつまらない。やはり、今好きなことをやらないと……。
そのためにこれまで頑張ってきたのではないか。換言すれば、プロになったからにはヒット曲を出してナンバー・ワンにならなければならない。
でも、ナンバー・ワンになったら、その後は……。ナンバー・ワンで居続けることはできないとしたら、次はオンリー・ワンになることだ。
おそらく、林、杉山は共にそう思っているのだろう。
若い頃、林と杉山は2人で組んでナンバー・ワンになることができた。
そして四半紀がすぎて、今度は2人にしかできないオンリー・ワンの世界を作り上げようとしている。
彼らは共にこの四半世紀、杉山はアーティストとして、林は作曲家、プロデューサーとして、それぞれいい仕事をしてきたからこそ、再びめぐり逢って今、また新しいことにチャレンジをすることができたのだ。
それがコラボレーション・アルバム「KIYOTAKA SUGIYAMA MEETS TETSUJI HAYASHI REUNITED」だ。
このアルバムは紛れもなく、時代が求めている良質な“大人の音楽”<Age Free Music>である。

富澤一誠

 

ふたりのルーツが絡み合い、極上のポップ・ミュージックとして送り出す新たな杉山清貴の世界

その歌声に、それまで和気あいあいと騒がしかった店内が静まり返った。
2年前、ボクの35周年コンサートが終わった打ち上げの夜、エリック・カルメンのヒットでお馴染みの「All By Myself」が店内に流れてきた時だった。
声の主が、先ほどのコンサートで高熱をおして熱唱してくれた杉山清貴だと知ってみんな驚いた。
後日、その曲が収録されている彼のアルバム「FEN」を聴いた。
杉山君がこれまで聴き、愛してきたポップスやロックが、ボクのそれとほとんど同じだということを知り、オメガトライブは、二人にとってほんの1パートに過ぎないのだなという思いがした。

そんな音楽体験を基に、オメガ、ソロ、そして現在のアコースティックなアプローチを経由し、それらを総括した杉山清貴の新しい世界を作りたいと思った。
シングルではコラボレーションしている二人。
だが、がっぷりと組んだアルバムを作ることは今回初めてだ。ボクもレコーディングが進むうち、自分のアルバムを作るような気分にさせられた。お互いに、これも時間の流れの中で実現に至ったものだと実感している。

ここにお届けする数々の作品は、今までの杉山清貴を踏襲しつつも、新たな杉山清貴が息づいていることを、聴いてくださった方々は実感してくれると思う。

ヴォーカリスト、アーティストとしての、新たな杉山清貴にどうぞご期待ください!!!

2010 冬  林 哲司

 

【DISC-1】(CD)
1.Paradise(9/29先行配信楽曲)
作詞:増田俊郎、作曲:林哲司

2.Fly Away~御伽噺のような不思議な夢~
作詞:Satomi、作曲:杉山清貴/林哲司

3.Tears for Shining Star
作詞:青木久美子、作曲:林哲司

4.永遠
作詞:渡辺なつみ、作曲:林哲司

5.I Write A Song For You
作詞・作曲:林哲司

6.夏の光~永遠の少年達へ~
作詞:青木久美子、作曲:林哲司

7.I’M A LOSER(11/24先行配信楽曲)
作詞:Satomi、作曲:杉山清貴/林哲司

8.涙の理由(「Glory Love」カップリング曲Album-Mix)
作詞・作曲:杉山清貴/林哲司

9.Hi Da Ma Ri
作詞:増田俊郎、作曲:杉山清貴/林哲司

10.Rainy Day in New York
作詞:Satomi、作曲:林哲司

11.brand-new day
作詞:田口 俊、作曲:杉山清貴/林哲司

 

【DISC-2】
(Bonus DVD)杉山清貴&オメガトライブ 日本テレビ「ザ・トップテン」出演映像

1.SUMMER SUSPICION(1983/9/12放送)
2.ふたりの夏物語 NEVER ENDING SUMMER(1985/4/15放送)
3.サイレンスがいっぱい(1985/7/29放送)
4.ガラスのPALM TREE(1985/12/16放送)